【彼等的日常の在り方】
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この二人、きっと普段からこうなんだろうなぁという妄想だけ閉じ込めた箱。テーマはキス&バレンタイン・ホワイトデーとかの、甘々小話いっぱいです。初の3Zバージョン土沖も。 《参考データ》 ・本文データは「pdf」 ・原稿用紙:27234文字=68頁強 ・スマホ版:25文字×25行換算=60頁 ・掲載時期:2016年2月頭~3月の間の適宜
【彼等的日常の在り方】
【普遍的日常の作り方】 土方さんはたまに訳の判らないことをする。 あぐら座りに座った自分を跨がせ、膝立ちで立たせた俺の背を支えて、己は上を向き、俺の唇に噛みつくように唇を食ませてくる土方さん。 【バレンタイン・XX】 甘い匂いに誘われて、観察部屋を訪れた沖田は、色とりどり形まちまちの、山ほどの箱にや袋に取り囲まれていた山崎を見つけた。 【バレンタイン・キス(もしくは「ここでキスして」)】 その日、珍しく土方さんが、昼間に俺の部屋を訪れた。 説教だったら副長室へ呼び出されるし、未提出の書類があった際には山崎が取りにくるのが常な中、まさか昼間っからやろうって訳じゃないだろうなと思いつつ、その日、非番だった俺は寝そべって漫画を読んでいた姿勢を崩すことなく、ただ土方を見詰めてやった。 【タイトルなんてつけようもない】 それはバレンタインデーの四日後のことだった。 【唇にキスを】 日めくりカレンダーを捲るたび、「その日」が近づいてくることを、どう受け止めればいいのかだんだん判らなくなっていく自分がいた。 【年下の……】 それは突然のことだった。 俺、沖田さん、副長と、朝食を終えた順に食堂から廊下に出た瞬間。 【バレンタインバトル】 「土方さんって俺のこと好きですよね」 【遅れてきたホワイトデーバトル】 バレンタイデーに土方さんにチョコをくれてやった代わりに、俺のことを好きだという言葉を引き摺り出すことに成功した。